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ANUBIS ZOE MARS 感想

9月6日に発売したANUBIS ZOE MARSのレビューです。

オリジナルであるPS2、HDリマスターであるPS3は未プレイで今回が初見でした。

元々は今は亡き小島プロダクション小島監督がプロデューサーという立場から開発されたシリーズ。

PS3のHDリマスターから新作への期待や開発初期であることを明らかにしたがHDリマスターの手抜きで劣化版と言われ評価をだいぶ落としてしまった。その後ヘキサドライブがパッチを作りかなり改善されたものの新作の情報はなく小島監督コナミを離れた。

今回のANUBIS MARSはCygamesが開発を担当し、4K PSVRという柱を掲げている。

自分はPSVRを所持していないので4KリマスターされたANUBISのプレイの感想である。

 

評価

6/10点

 

良い点

・4K リマスター

元々アニメ調のグラフィックであるためリアルに作られたゲームをリマスターするより見栄えは良い。

特に4Kだとかなり綺麗になっていて昔のゲームであるにも関わらずそこまで古臭さを感じない。

この4Kで遊ぶANUBISという部分だけでもかなり好印象だった。

・ストーリー&キャラ

ストーリー自体は5時間もあればクリア出来る。メインのボリュームはかなり少ないがガッツリ構えてやるゲームではないと思うのでこれくらいでよかった。

劇場版のアニメを観ている感覚で進むのでテンポがよくストーリーも王道だが小難しいことをされるより全然いい。

キャラクターも登場する数は多くないがきちんとキャラの性格が立っているのは良かった。

 

マイナス点

・カメラ

擁護出来ないレベルでクソ仕様です。

ジェフティの後ろにカメラが回る癖やカメラスピードを調整出来ないため遅いカメラを動かさなければいけない。行きたい方向に行こうとすると勝手に違う敵をロックオンして行動を妨げるなどはっきり言ってイライラしましたし、かなりストレスでした。

・バトル

✖︎というより△です。

このゲームの売りであるハイスピードロボットアクションはこの時代には古過ぎる。

ブレードと遠距離攻撃、掴みなどを駆使して戦って行くが上記のカメラのせいでかなり台無しになっている。

近い敵にブレードで攻撃しようとしてもロックオンしているのが別の敵で攻撃出来なかったりと不満がふつふつと溜まる。

ボス戦は楽しめましたがそれ以外は普通でした。

イライラしたのが民間区域での戦闘と終盤のLEVを守りながら進むステージです。

勝手にロックオンして倒したい敵まで素早く辿りつけない、味方を援護したいがうまく出来ないというステージでした。

・操作性

カメラ関連になるのですが操作性はやはり酷いです。

PROという操作パターンもありますが今どき△で上昇、✖︎で降下というボタンを押すのはどーなのかなと。

スティックで簡単に移動出来ればよかったです。空中に浮遊して戦うのは気持ちいいのにわざわざボタン押さなければならないのは面倒。

 

 

総評

ラスレムリマスター、エンドオブエタニティリマスターが4000円までに抑えられている中、定価5000円以上の価値はないと思います。

ボリュームを求める人にはオススメ出来ません。PS2時代に名作と言われてましたがそこまでのゲームではないような…って感じです。

PSストアに体験版があるのでまずはそっちを触ることをオススメします。