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シャドウオブトゥームレイダー 感想

9月12日に配信された(デジタルデラックス、クロフトエディションは48時間のアーリーアクセスのため12日)シャドウオブトゥームレイダーのレビューです。

今回のトゥームレイダーはリブード版3部作の最終章。2013年に発売したトゥームレイダー、2015年、2016年に発売されたライズオブトゥームレイダーに続く作品。

開発は前2作のクリスタルダイナミックスではなくデウスエクスなどを手がけているアイドスモントリオール。クリスタルダイナミックスは開発協力として関わっている。(アイドスモントリオールも前2作に開発協力している。)

今回購入したのはクロフトエディションで、今後配信されるシーズンパスを含めた全部入りです。機種はXBOX ONE X、プレイ環境は4K HDR

 

評価

8.5/10点

 

良い点

・探索

前作より戦闘は劇減りした。その分探索というアドベンチャーゲームとしての方向へ進化している。今回は垂直方向の探索が追加され、壁からグラップリングフックを出して下に移動したり、水中で潜れるようになりその下に道が続いていたりという部分を新鮮に感じた。

水中にも敵がいてララを殺しにきたり、酸素ゲージがないためどこまで息が続くかという恐怖が付きまとう。

・ストーリー

リブート版トゥームレイダー3部作の最終章ということでララの内面を深く掘り下げる内容になっている。

前2作より落ち着いた雰囲気のゲームとなっていて、ハリウッド的なシーンの連続のゲームではないが要所要所で派手なシーンがありうまく締めているストーリーだと思う。

序盤に失敗したララがその後より成長し、自分の今後の生き方を見つける冒険となっている。

自分はトーンが暗い作品が好きなのでこのトーンは良かった。

最後ララが下した決断はうまい着地だと思うし最終章としても完結している。

・ジャングル

一作目は島、二作目は序盤にシリア、そこからはロシアの雪山、そして今作はメキシコから始まりペルーのジャングルとなる。

xbox one xで表現されるジャングルは美しい。

・ステルス

今作ではよりステルスの要素が強化されている。身体に泥を塗るというアクションには驚いた。それにより壁にくっついてステルスが出来たりと戦略の幅が広がっている。

木の上に登るところは前作にもあったがそこからの追加アクションがあったりと正面から挑めばすぐに殺されてしまうがうまくステルスを使いながら進めることになる。

・チャレンジトゥーム

9つの大きな謎解きをするダンジョンがあり、その他にもコスチュームをゲットするためのミニダンジョン的なやつがある。大きなダンジョンはチャレンジトゥームと呼ばれララ自身のスキルなどをアップさせる。

コスチュームなどが手に入るミニダンジョンは墓室と呼ばれチャレンジトゥームよりは多い数が準備されている。

チャレンジトゥームが9つで少ないと思う人もいるかと思うが9つのダンジョンが全て使い回しなしのダンジョンとなっている点はやはり他のアクションアドベンチャーゲームと違うところだと思う。

9つ全てがレベルの高いところでデザインされておりやはりトゥームレイダーはトゥームで謎解きしなければ!という思いにさせる。

・サイドクエス

サイドクエストは拠点にいるキャラのおつかいで数は少ない。しかし1つ1つのクオリティが高いため少ないようには思わない。

きちんとしたキャラのバックボーンなど置かれている状況が分かり、よりこの世界に浸るためのサイドクエストだと思う。

HDR

今回はHDRを組み込むことを前提としたエンジンにカスタマイズしたと発言していた通りHDRでの見せ方がかなりうまい。ここまでHDRをうまく使いこなせるのは素晴らしいと思う。

 

マイナス点

・衣装が強制される

クロフトエディションを買うとかなりのコスチュームが最初から使えるようになり自分のお気に入りのコスチュームで冒険することが出来る。

しかし、隠された都パイティティに入るにはパイティティの民族衣装や、墓室で手に入る通常のコスチュームに少しジャングルの装飾がされたコスチューム、またはククルカン教団のコスチューム以外では入れないようになっている。

パイティティはこのゲームで一番大きい拠点であり中盤以降最も多く訪れる場所であるため、中盤以降コスチュームが強制的にパイティティの民族衣装になる。後述するが衣装によっては会話出来ないキャラもいるため何のためにコスチュームを増やし選べるようにしたのか。という思いになった。

せっかく自分が気に入った衣装があるのに、特定の衣装じゃなければいけないのは物語上仕方ないと思うがぶっちゃけ民族衣装関連がかなり微妙なのでいい迷惑だった。

・グラフィック

ライズオブトゥームレイダーから劣化というよりグラフィックの質感が変わり前作の方が綺麗に思う。実際シャドウオブトゥームレイダーをプレイした後ライズオブトゥームレイダーを再度始めたがグラフィックはライズオブトゥームレイダーのほうが綺麗に感じた。

その理由としてライズ〜ではグラフィックがテカテカした感じでギラついてるように見え、シャドウ〜ではのっぺりした印象を受けた。

しかし、ジャングルがギラついている表現は違うと思うがグラフィック的な進化が全くないのはちょっと残念。

・買い物

武器、装備の拡張が各拠点にいるキャラから買うような仕組みになっている。

正直前作では少し探索すれば宝箱がありそこから色々な武器のパーツがゲットでき、そのパーツを集める要素が好きだったため買い物というパターンはあまり好きではない

 

総評

前作の時点でかなり完成度が高くそのハードルをうまく超えられるかが評価の基準となったがストーリー、探索の面では超えられたがその他の部分では前作と変わりばえしない印象。

しかし、レベルの高いところでの競い合いなので他のゲームよりクオリティ高い。

アクションアドベンチャーゲームがやりたいならオススメ。やりこみ要素もかなりある。今後シーズンパスでチャレンジトゥームが追加されたりするのでそっちも配信されたらやっていこうと思います。