THE QUIET MAN(クワイエットマン)2周目ネタバレ感想
音声付きアップデートが追加されたクワイエットマン2周目のネタバレ感想です。
ネタバレ全開で書いていくので万が一このどうしようもないゲームを楽しみたい。という方がいればあとから読んでください。
1周目の評価は1/10点で初めて1点をつけましたが、このゲームのコンセプトはいいと思ってます。
1800円3時間のゲーム体験。大手ゲームメーカーがインディーゲームのようなコンセプトを打ち出し短時間で濃密なゲーム体験を提供するという部分は超大作ばかり続いたりプレイ時間が長くなりつつある現状をうまく打破するかもしれないと思いました。
主人公の耳が聞こえないためゲーム内の音を廃する。
これも上手くゲームに取り込めば面白そうに思います。
しかし、2周目をクリアした後の感想は
やっぱり2周しても評価自体は全く変わらないレベルのつくり
と感じてしまうストーリーの明らかな練りこみ不足でした。
評価の点数自体変更はありません。
THE QUIET MAN (クワイエットマン)1周目感想 - D’s Game Bolg
このレビューで書いた通りです。
2周目で音声が追加され"通常"のゲーム体験となった2周目について以下気になった部分です。
ストーリーに音がついてよりこのゲームの演出の雑さ、それがノイズになってしまうことが際立ちました。
実写とCGの融合ですがやっぱ2周やってもララのCGはブスだし、デインは真顔で人を殴るし、テイの髭は黒塗りだし声がついて多少不満が緩和されるかと思いきややっぱ不満はそのまま。
もしかしたら実写の撮影を先に行いその後実写では取れないシーンをCGで作ったため細かいところの整合性が取れなくなったのかもしれないがそんなことするなら実写使うなよ!って思うし実写を使った判断は絶対に間違ってると思う。
主人公のデインは結構会話してるんですよね、無音状態のときに想像していたより多い会話数だったと思います。
そしてデインは相手の顔を見てないと読唇術が使えないと思うのですがなんか理解したままストーリーが進む部分があります。
例えばララの家にテイが来たときデインから鳥の死体を見せるときなど。
クワイエットマンのストーリー体験として1周目は無音状態でプレイヤーは何が起きているのかを考察。そして音声が追加された2周目はプレイヤーの考察がどこまで真実に迫れたか。自分は、え!そんなことがあったの!的な言わばどんでん返しで自分が想像してなかったストーリーを見せてくれると思ってました。
生放送などでプロデューサーが考察してほしいと発言したりシナリオに対してかなり自信があるからこの形にしたのだろうが全然上手くない。
しかし、クワイエットマンにプレイヤーが介入出来る要素は戦闘のみ。1周目は流れてるムービーシーンからこっちが頑張って考察しろと丸投げされた状態でした。
実際2周目はここに‘音声が付くだけ’
ですからあーそういう感じの会話なのねとか大体想像ついてたよ。という見方しか出来ない。
肝心の謎が謎のまま
であり、ララが誘拐を計画した目的、アッシュとララはなぜ知り合いなのか、デインって本当にその選択肢を選んで良かったのか、あれだけ酷いことされた親父と仲直り的なクソ展開など作り手のドヤ顔が容易に想像できるクソシナリオでした。
次は各キャラクターが何をしたのかなど
・主人公のデインですが意思疎通を図ることが出来るもののむちゃくちゃ硬い頭で物事を考えるため歌姫ララを救う。それだけで行動します。
とにかくララを救うために全てを暴力で解決する男がデインです。
デインの母が殺されその後ダークヒーローのように‘クワイエットマン’を自分の中に作り出していた的な展開に。
そもそも仮面はずっと持ってるのかやクワイエットマンの力はリアルなのかなど説明不足の点が2周目で分かると思ってた自分がバカだった。ここら辺には一切触れずに終わる。
・ハゲ刑事のアッシュだがこいつはデインの父親だった。そしてこいつがデインの母を殺したアイザックとテイに復讐するという目的のため動いていてこのゲームの中で一番行動に理解がある人物。
しかしララの誘拐計画に加担したのは意味分からない。なぜ加担したのか目的が分からないし必要なことだったのかも不明。
・クラブmoonriseのオーナー、テイ。マジで可哀想な人。デインの母が死んだときアイザックと揉めて撃ってしまった一人。
その後クラブを作り裏ではギャング的なことをしていたっぽい?
デインが誘拐事件の犯人だと部下に言われデインを追うがデインと決別しよく分からん最後を迎える。結局色んな人に振り回されてた印象
しかしなぜラストでララを屋上に縛る理由があるのかとかよく分からん。
・SOL33のボス、アイザック。SOL33って名前もどうかして欲しいレベルでダサいんだけど一応ギャング。
ララを誘拐したアッシュと共に部下がテイのクラブに入り抗争を始める。
デインはララを誘拐した犯人だと思い込みアイザックと対峙に結果殺すことになる。
・歌姫ララ。こいつがマジで意味不明。何がしたいのか、どうなりたいのかと言った部分が全く分からず何のために誘拐をでっち上げのか、なぜデインとアイザックが戦っていた場所にいたのかなど行動全てが意味不明。
今回のアップデートで音声と共にラストの演出、エンドロール、エンドロール後の映像が変化、追加されている。
エンドロール後の映像は酷いレベルで、刑務所的なところから出てきたデインを父アッシュが待っていて仲良く帰る的な映像。親父はあれだけ酷い言動があるのに復讐したらそれで綺麗サッパリ息子とやり直すのか?
頭に?しか浮かばない。
最後テキトーに感動げなシーンで終わらせればいいっしょという作り手の安易な考え方が目に見えた。
このようにえ?このシーンなんだかおかしくない?という部分が多すぎていちいちツッコミを入れるとこっちがイライラしてくる
そしてエンドロールですが
A KENSEI FUJINAGA GAME
の文字が。
ちょっと…調子に乗り過ぎじゃないすか?
スクエニさんリアルにヤバそうですね…
このままだと厳しい将来が待ってそう。